べつに誰からも反応なくても自分は何かを作り続けるだろうし(現に今もそんなリアクションなんかないけど)、周りからの反応の数がその人の自己評価に直結している例も確実に見てきているし、こういうのを目の当たりにするとソーシャルメディアの功罪というか良し悪しを考えなくもない。もっと孤独に。
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真逆の考え
音を出す上で、ある程度の緊張感や違和感、強度、ソリッドさ、冷たさといったことを意識しながらやっているのだが、ここのところ真逆の考え方に至っている。すなわち、ゆるさ、だらしなさ、弱さ、ソフトさ、温かさといったものの必要性について。
感受
「音楽を聴く」って、その人の発する音をその人自身がどう感じたのか? を追体験する行為でもあるし、それは聴く側の共通感覚の為せる技でもありますよね。制作といってもまずは何かの音にじっと感じ入るところからスタートするわけですし。この「感受する」という部分こそが全ての根幹な気がします。
森
森の中を歩いているときに聞こえる音のような、ノンリニア(非線形)で、かつ、音一つ一つが呼吸をするように立ち上がるような、そんな音楽を意識的に作ってみたい。どこか矛盾するようだけど、ずっとそんな音楽を夢見ている。
見捨てられた小屋
私の強い執着の一つに見捨てられた小屋というものがあり、2年前から、もはや崩れかけ自然と同化したほったて小屋のような音楽を作りたいと考え続けている。
生身
もし私がライブのオーガナイズをすることになったら、機材の持ち込みを一切禁止する「生身」というイベントをやってみたい。
酔拳
酔ったときだけに作る音楽、酔拳みたいで良さそう。
Sea Of Solaris
Yoichi Ichikawaさんの『Sea Of Solaris』、とても多くの音階が混じっているような、ウルトラ和音な感じというのか、いくらピアノの音を混ぜても上手く混ざらないのですが、と訊ねたら「鋭いです!」と驚かれて。いくつかの共通する&異なる純正律を交互に使っていて、それら2つの川が徐々に混じって海に注ぐ感じなのだそう。譜面もすごい。
いくつか共通音を持った、7リミット純正率の2つの音階間を、共通音をピボットとして緩やかに行き来しながら、次第に溶け合うように作っています。縦の響きは厳密には和音ではなくてモーダルなクラスターです。「超和音?」と指摘してくださったnzさんの耳の良さに脱帽です。
アレンジ
Yoichi Ichikawa(peeq)さんの『Sea Of Solaris』、とても気になっていて、彼から許可もいただいたのでアレンジに挑戦してみます。
ET-097 | Sea Of Solaris | Yoichi Ichikawa | 1834
https://1834.bandcamp.com/album/et-097-sea-of-solaris